職人

いろいろなところに「職人」といわれるプロフェッショナルがいる。家づくり、木工、時計、和菓子、スウィーツ、デザインなど他にも数えればきりがない。今は便利な道具があったり、加工は工場でされてしまったり、手仕事での職人技に触れる機会というのがどんどん減ってきているような気がする。ただ、どの職人にも共通しているものが根底にあると思う。いいものを作る為に、お客様に喜んでいただく為に、精一杯心をこめて丁寧に仕事をすることだ。そう考えると、モノづくりをしたり、修理をしたりする職人だけではなく、営業やサービスといった職種にも当然当てはまる。細やかな心づかい、仕事の大小に関わらない丁寧な対応など、これも考えればきりがない。なるほど!と思うような心憎いサービスや対応を、嫌みなくスマートに、そして当たり前にできるようになれば、職人といわれる域に達したことになるのではないかと思う。考え方としては、「こんなもんでいいか」と思考を止めてしまうか。「本当にこれでいいのか?もっといい表現や方法がないのか。」と常に自らに問いを続けていくか。の違いが後に大きな差となって出てくるのではないでしょうか。私の知る人に、喜寿を過ぎてなお現役の「時計職人」として活躍されている方がおられます。日々の時計の修理作業はもちろんですが、手を抜かず、丁寧に、勉強好き、そして謙虚。年を重ねたからだけではない、心の温かさを感じる方です。足元にも及びませんが、少しでも人として近付けるようになりたいものです。

優れた職人は柔軟性・吸収力も優れているんでしょうね~。お陰さまで趣味への好奇心は自信があります。(^-^)v。もっと仕事に生かさねば…。^^;

専務取締役 大島秀紀

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