2度目の被災地

連休を利用して、2度目の弾丸被災地ボランティア。今回も前回同様NGOに便乗して7月16日(土)PM8:00に富山を出発、17日(日)現地でpm6:00過ぎまで活動の後、18日(月・祝)の早朝am4:00頃に帰宅という強行スケジュールとなりました。おかげで「なでしこJAPAN」のW杯初優勝という瞬間も生中継で見ることができました。

さて、話は戻り2度目の被災地はといいますと、GW直前の週末に参加した時に比べて少し落ち着きがあるように感じました。今回は3ヶ所で物資の配給。まずは、7月17(日)現地到着直後のam7:00より石巻にてスタート。家電製品、自転車、家具、衣類、食器、日用品etcを富山から持ち込んだ。避難所生活から解放され、仮設住宅やアパートでの生活が増えたこともあって、日常生活に必要な自転車、冷蔵庫、食器類が人気のようだった。また、水道は復旧したが、カルキ臭くてまともに飲める水がないとの話もあり、途中、現地の物資倉庫から調達した「ポット型浄水器のBRITA」も大人気!!大じゃんけん大会で配布した。歯ブラシや歯磨き粉などの消耗品も争奪戦。地元の女性との会話の中で、今は掃除機とドライヤーがほしいとの要望もあった。イオンなど買い物ができる状況が整い比較的落ち着いたといっても、まだまだ不足しているものが多いのだなと、争奪戦の様子や話を聞いて実感した。

お昼ごろに石巻を後にして、今度は南三陸町へ。被害の状況はみなさん映像でご覧になっていると思うので状況報告は省略。南三陸町は町全体が崩壊したため、スーパーやコンビニといった場所もなく、買い物をするにも遠方まで行く必要があり、とても不便を強いられているとのこと。今回2ヶ所の仮設住宅で物資を配給。合わせて約350世帯へ食べ物やジュースなどを配るとともに石巻同様に家電製品、自転車、家具、衣類、食器、日用品etcを陳列して配布した。ただ、仮設住宅で生活してる方からは、室内は狭いので、たくさんものを入れすぎると家族の寝る場所がなくなってしますから…という声もあり、ここでも不都合なことが起きているということを実感した。いつも参加させていただいているNGOは、物資を届けに行ったときに地元の末端の方からの要望を聞いて物資を供給している様子で、私が前回参加した時よりも届けるものにほとんど無駄がない感じがした。やっぱり、マッチングという作業は互いのために必要な感じがした。そうそう、南三陸の2ヶ所では、たまたま物資の中にたくさんあった紙風船をおばあちゃん達に渡すと、富山の売薬さんのことが話題になりました。いまでも富山の薬売りの方たちは頑張っているようですね。

ちなみに、当日の正確な気温は定かではありませんが、腕時計で計った気温は34.0℃、暑さはさすがに苛酷でした。合わせて、悩まされたのが大量の「蠅(ハエ)」。なにをするにもまとわりつき、どこから湧いて出てくるのかこんな大量の蠅を目にしたのは、はじめてといっていい。たぶん、夕方以降になると「蚊」が大量発生するのだろうと考えられ、今後の被災地の衛生面がとても心配です。現地の様子を見る分には、まだまだ先は長い道のりだと改めて感じさせられました。その中で、1人1人の小さな支援が繋がり、大きな支援となって被災者を勇気づけることも、被災者と会話をすることで感じることができました。

つきなみですが、一刻も早い復興を心より願うばかりです。

専務取締役 大島秀紀。

梅雨明け

本日7月9日(土)北陸地方が平年より15日(約2週間)も早く梅雨明けした。夏到来である。今年はほとんど雨が降らない空梅雨だったな~。世の中、節電節電と耳が痛くなるほどいろいろなメディアで報道されいるが、どの程度意識があるのやら…。個人的には海に親しむ趣味をもつものとしては、うれしい報道。アウトドアにこれからの季節はウキウキだ。あっ!夏は外へ出れば、エアコンも使わない、テレビもみない、PCも使わないとほっといても節電だ!!とうことに同時に気付く単純脳。そこに少し通じる?かもしれませんが、最近あまり耳にしない「夕涼み」という習慣が日本人にはあったのではないか。たぶん、家の中にいると暑いから、縁側や道端でご近所さん同士で無駄話に花を咲かせて涼をとっていたのでしょうね。そんなことからも日本人は四季折々にたくさんの工夫と遊び心で、その季節の「-」を「+」に変える力がある。節電というある意味「-」イメージを、知恵と遊び心でたぶん「+」にしてしまうのだろうと勝手に思う。ま~単純脳の考えでは、節電すれば節約になる、つまり家計や経費のコストカットになるのです。エアコンは極力切りましょう!生まれてから40年エアコンのない部屋での生活をしてる私は、いまだに熱中症になったことがない。エアコンがないほうが、正直体の調子がいい。これってなんなのだろうか…。

我が家では、今年の夏も「扇風機」と「風鈴」で涼をとらせていただきます。

専務取締役 大島秀紀