ものさし

世の中「行き詰まり感」や「手詰まり感」ばかりという雰囲気を強く感じる今日この頃。以前に購入して、読まずにそのまま放置してあった「幸せの新しいものさし」(博報堂大学 幸せのものさし編集部著・PHP出版)という本を読んでみた。内容は、成功事例とかモチベーションを高めるというようないわゆるノウハウ本という手のものではなく、ほんのちょっと視点を変えて自分らしい生き方をしながら仕事をしている人たちが紹介されているといったものだ。(といっても基本的にはみなさん成功しているのですけど。)そこに博報堂のマーケティング的な要素を加えて、これからの社会やビジネスへの活用についても提案されている。11人の話が記載されているのですが、すべての皆さんに共通していることは、自分の満足やお金儲けが最優先ではなく、社会や人の為にどう役立つかということが重要視されている。結果、自分自身の豊かさに繋がっている。もちろんビジネスとしても成立しているのだ。といってもそう簡単に結果が出たものではないのは当たり前。自分自身の熱意や努力はもちろんだが、協力してもらえる人とのつながりや理解してもらう為の粘り強さとアイデアも必要だ。

何か新しいことへの取り組みをしようと思うと、結果が出るまで多くの障害が立ちはだかる。それをどう解決していくかということにも、この本は少しヒントになると感じた。東京での勉強会や昨年11月に弊社が主催した講演会の中にもあった「メンタルモデル」を取り払い「そもそも」ということをもう一度考えてみる。つまり自分自身が勝手にこうでなければならないと思いこんでいる固定概念を取り払うことでブレークスルーすることがある。今自分がもっている「ものさし」を「新しいものさし」に換えてみることで道は開けるような気がします。

ちなみに本の中では、こんな「ものさし」を換えた人たちが紹介されています。

「競争のものさし」「会社のものさし」「消費のものさし」「住まいのものさし」「読書のものさし」「寄付のものさし」「学校のものさし」「感覚のものさし」「子育てのものさし」「時間のものさし」「大人のものさし」

さて、どんな新しいものさしを手に入れようかなぁ~。もちろん昔からあるものさしをもう一度手に取ってみるという方法もある。「温故知新」古いものが意外に新しいかもね。

専務取締役 大島秀紀

文才

文才=「文章を巧みに書く才能。文学的才能。」と辞書には記してある。自分でブログを書こうと思うといつもその才能のなさに劣等感を感じてしまいます。毎日、何らかの更新をしている人は、文才もさることながら、日常のほんのちょっとしたことも気にとめて、自分なりの考えが反映されていたりする。好奇心旺盛で、いろいろな「もの」や「こと」へ興味を示す幅が広いのかな。でもって、ただ書けばいいというものではなく、企業として、お店としてブログで情報を発信していくからには、つまり仕事として取り組む場合は、その内容が何らか販売するものや提供するサービスに関連を持たせて綴っていかなかれば、あまり意味がないよう思う。そこにもいろいろなアイデアや工夫、読む人を引き付ける面白さというかwit(ウィット)やhumor(ユーモア)が必要だ。自分たちの提供するものが、利用者にとってとっても便利であったり、楽しいものであったりなどどう表現して提案していくのかってとっても大事ですね。

身近で文才を感じるブログを1つ紹介。なかなかのつわものです。

文才を磨けば、セールストークもなめらかになるかも?

専務取締役 大島秀紀