ディテール(detail)にこだわる。

「ディテール(detail)にこだわる。」先日ある飲み会の会話の流れでの言葉。私の身近で尊敬する方の中の1人が発した言葉なのですが、話を聞いていると、ほんのちょっと気になったとことや興味を持ったことについて、人よりも細部まで調べたり、追求したりするということを常に意識しているのだそうだ。以前、はやり言葉のように言われていたフレーズのように記憶しているが、本当に実践している方というのは身近では数少ないと思う。知識が豊富で、自分がわからないことを質問すると、すぐに回答が返ってくる。凄いのは、質問してわからないことは、すぐに調べて教えてくれる。打てば響く辞書のような人なのだ。というのも、以前から知っていたのだが、通常の辞書はもちろん、電子辞書も複数所有し、家のいたるとことに置いてある。もちろん携帯もして、いつも調べる体制が整っている。で、話は元に戻るが、その方全体を見た場合「ディテール(detail)にこだわる。」とうことの1つに、わからないことをそのままにしておかない、ということが重要なのだと感じた。確かに、その場で不明な点を解決すれば、いろいろなことが多分、連鎖的につながり、また次の解決策を生む。解決できれば興味が増し、さらに知識が深まる。知識が深まれば、面白くなる。いい循環が生まれ、最終的には知識豊富になる。「広く浅く」とか「1つのことを深く」ではなく、「広く深く」なのである。いずれにしても、手を抜かないということであろう。興味を持ったらすぐに調べたり、体験したりして自分のものにしていく。臆病にならず、恥ずかしいと思わず。ディテールにこだわることを常に意識して、新しいことにチャレンジしていく。そして好奇心を持ちつづけるということが大切ですね。

専務取締役 大島秀紀

カード(CARD)はお得?

Tカードの対抗馬として最近話題の、Pontaカードなるものを作ってみた。近頃は、キャッシュカードにクレジットカード、ポイントカード、お店の会員カード、JAF会員証など、やたらと財布の中にカードがたまって、パンパンに膨らむ。TカードやPontaカードはそういった悩みを少しは解消せてくれるのかと期待はさせるが、根本は顧客の囲い込みとデータ収集や調査。基本的にはマーケティングの為という要素が強い。販売や顧客の動向を知る為だけではなく、買物の内容から趣向や欲しているものの傾向と対策そしてアプローチまでできてしまう優れモノ。IT恐るべしである。レシートが出たときに、商品の広告が掲載されるのもITのおかげ。そのおかげで、ついつい余計なものまで買ってしまう。消費を刺激するのにはとてもいいカード(切り札的な存在)となっているのだろう。現政府の景気刺激策として子供手当や高校無償化がスタートし、高速道路の無料化なども今後現実になることだろうが、どうも「?」が付いてしまう。全面否定ではないが、もう少し消費させる為のさらなる一工夫が必要なのではないかと感じる。そういう意味ではエコポイントはいい刺激になっているのではないだろうか。やっぱり今ならお得!というキーワードに消費者は弱いのでしょうね。ポイントを貯めるとお得。そのポイントを使って商品やサービスが受けれれるからまたお得。お得の好循環が必要な時代ですね。

ポイントだけでなく、この会社この人と付き合っていると「お得」と思われるようにならなければいけませんね。会社の切り札、自分自身の切り札、お得なカードをつくりましょう!そこがポイントかも…。

専務取締役 大島秀紀

職人

いろいろなところに「職人」といわれるプロフェッショナルがいる。家づくり、木工、時計、和菓子、スウィーツ、デザインなど他にも数えればきりがない。今は便利な道具があったり、加工は工場でされてしまったり、手仕事での職人技に触れる機会というのがどんどん減ってきているような気がする。ただ、どの職人にも共通しているものが根底にあると思う。いいものを作る為に、お客様に喜んでいただく為に、精一杯心をこめて丁寧に仕事をすることだ。そう考えると、モノづくりをしたり、修理をしたりする職人だけではなく、営業やサービスといった職種にも当然当てはまる。細やかな心づかい、仕事の大小に関わらない丁寧な対応など、これも考えればきりがない。なるほど!と思うような心憎いサービスや対応を、嫌みなくスマートに、そして当たり前にできるようになれば、職人といわれる域に達したことになるのではないかと思う。考え方としては、「こんなもんでいいか」と思考を止めてしまうか。「本当にこれでいいのか?もっといい表現や方法がないのか。」と常に自らに問いを続けていくか。の違いが後に大きな差となって出てくるのではないでしょうか。私の知る人に、喜寿を過ぎてなお現役の「時計職人」として活躍されている方がおられます。日々の時計の修理作業はもちろんですが、手を抜かず、丁寧に、勉強好き、そして謙虚。年を重ねたからだけではない、心の温かさを感じる方です。足元にも及びませんが、少しでも人として近付けるようになりたいものです。

優れた職人は柔軟性・吸収力も優れているんでしょうね~。お陰さまで趣味への好奇心は自信があります。(^-^)v。もっと仕事に生かさねば…。^^;

専務取締役 大島秀紀