鳥の目で見る

台風一過。10月に入り秋も深まり始めてきました。ご近所に植栽されているキンモクセイのいい香りも漂い始めました。さて、先日、1年生の息子が所属するミニバスチームの試合がありました。6年生たちにとってはこれまでの集大成。県の大会へつながる大切な試合ということもあって、みんな気合を入れて頑張っていました。上位4チームが県大会への出場権を得るという条件を何とかクリア。出場チーム中3位で県大会へ進出。上位3チームはかなりレベル拮抗していました。当然ですが、観戦者はコート内へは入れず、私はというとギャラリーから応援。これがコート全体を見ることができ、選手たちの動きが手に取るように見える。相手チームの誰がゲームメイクをしているのか、突破力があるのか、得点能力があるのかなどかなり早い段階で戦力を分析することができるのだ。合わせてチームの誰が機能して誰が機能していないか、動いているのか止まっているのかもよくわかる。分析できれば相手チームの誰を徹底マークすれ攻撃力を押さえることががわかり、無駄のない攻めのディフェンスも可能となる。また、攻撃する場合も、誰が今調子がいいのかも見極めることができ、ボールを集中させたり、積極的にシュートさせたりと得点力もUPする。幸いにもギャラリーから選手たちにも声が届く、必死で勝利を目指してプレーする選手たちにアドバイスが届いたかどうかはわからないが、上位チームにも肉薄するいい試合を見せてくれました。でも、ほんのちょっとの工夫で上位2チームには必ず勝てる!

マクロで見てミクロまで詰める、「鳥の目で見る」ということが重要だということがよくわかる体験でした。

専務取締役 大島秀紀