仕事の領域

7月に入り1年の後半がはじまりました。梅雨というのに空梅雨感は否めませんが、ここ数日はそれっぽくかなりジメジメしています。といっても、仕事はジメジメしていられません。草木はこんなときにどんどん成長をします。弊社としては明るい話題もあり、それにならってグ~ンと伸びたいですね。なんだかワクワクしています。さて、そんな区切りもいい7月ということで、やはり今までにないこともチャレンジしたいものです。日々、何事もなく業務を進めていると、自分で勝手に「仕事の領域」を決めている場合があります。でも、いろんなことを見聞きして体験しているうちに、これ自分たちの今の仕事に付け加えると、お客様にもっといいサービスが提供でき、喜んでもらえるのではないかと考えると、着眼点が変わってきます。以前、学ばせていただいたことに中に、「メンタルモデル」という言葉がありました。これは簡単に言えば「思い込み」ということになるのだろうと思います。弊社でいえば、広告会社という位置づけをしてしまうと、広告を販売したり作ったりして、サービスを提供するという風に枠組みを勝手に決めて、思い込んだりするわけです。そうなると、自らもそうですが「それは~…とか」いう言葉が多くなることがあります。でも、そんな言葉が多くなるとやはり頭が固まって仕事の領域を狭くしてしまいます。しかし、定義を変えてやることで、いろんなサービスを提供していけることになる。考え方1つで、いろんな情報にも好奇心が芽生え敏感になるのです。今の「枠組みや」「思い込み」を一旦疑問視してみて、新しい仕事の領域へチャレンジしてみたいものです。

でも、「そもそも」ということは忘れることなく、大切なものは何かを大事にしながらお客様のチャンスを創造していきましょう!

専務取締役 大島秀紀

未来へ。

弊社が参加させていただいている、イーズ未来共創フォーラム(旧日刊温暖化新聞)。次年度4月からもパートナーとして異業種勉強会に参加することに。毎度、弊社のような超スモール企業を温かく迎えていただける懐の深さに感謝。さて、3.11以降「未来へ自分たちが何ができるのか?」ということを良く考えることがあります。残念ながら明確な答えはまったくもって見つかりません。見つかるのだろうかという気さえしています。たぶん答えは1つではないからでしょう。先日、元プロテニスプレーヤー杉山愛さんの母の杉山芙沙子氏の講演を拝聴する機会がりました。内容は「スポーツを通して子育てすることの有効性」ということ?かなという感じ。その講演の中に、答えは1つだけではないということを子供に伝えていくことも大切だという話をされていました。自分の考えもあれば、その他の考え方もある。多様な考え方を受け入れ共有していくことも、成長していく上ではとても大切なのだということなんでしょうね。その後のパネルディスカッションでは、そんな未来を担う子供たちの取り巻く環境(地域、学校、家庭etc)についての話題。環境問題は、いわゆる一般的な環境問題ではないところにもあるんだなということを知ることができました。そんなことからも、「日刊温暖化新聞」→「未来共創フォーラム」への名称変更と掲げるタイトル「幸せな社会へ」はとてもタイムリーな感じがしています。私がいうのもおこがましいですが、やはり、アンテナの感度が高い枝廣さんならではです。そして、そんな感度の高い異業種異脳種集団の中で学べることの喜び。それってとても幸せなことだな~。弊社にとって、これからの財産であり宝物になるとこを信じて、また、少しでも成長できるようにと心新たにするところです。

未来へ。

弊社に関わるすべてのみなさまに幸せを届けれる企業に成長できるといいな。そのための答えはいくつあるんだろう…。どんだけ~。

専務取締役 大島秀紀

未来共創フォーラム パートナー企業

立山連峰

富山県は、ある意味とても恵まれた県だなと思える。日々営業活動をしていると、そびえるように立山連峰を望むことができ、そこから流れ出す雪解け水は、田畑を潤し、海の生き物たちへの栄養も届けている。黒部川河口に広がる漁師町の生地(いくじ)という地域では、地下水が滾々と湧き出し、飲み水や生活水として利用されている。もちろん精密機械を生産する企業もそんな綺麗な水を求めて、富山に生産拠点を置くところも多い。時に「水の王国」と表現されることもある富山では、そんな水資源を活用し、自然エネルギーである小水力発電への取り組みが活発化している。富山の温泉地「宇奈月」では、小水力発電を活用して電気自動車100%の温泉街を目指す取り組みも進行中。冬の期間が長い、北陸では太陽光発電の効率が他の地域より悪いとされ、企業や一般家庭での普及は進みつつあるものの、少し遅れ気味。世の中、太陽光発電ばかりが優遇され、太平洋側の地域にとってはそれでいいのかもしれないが、もう少し、地域性を考えた補助金のあり方や、取り組みがあってもいのではないだろうか。と思う今日この頃。政権が交代し、消費税増税を見据えた、減税が行われることになるのが決定的。消費する側にとってはとてもありがたいこと。景気回復は多くの国民の願いでもあり最優先。と同時にエネルギーを含めた環境問題も最優先。景気が回復すれば生産量も増えCO2排出量も増えるとされる。温暖化も進む…。回復なければ環境どころではない???かも、という現実問題もある。そんなことをあざ笑うかのように昨日の立山連峰は清々しい姿を見せてくれました。自然は、経済活動に関係なく、わからないうちに日々変化をしています。気が付いたら、もう手遅れとならないように願いたいものです。

いつまでも変わらぬ美味しい水が飲めますように。

専務取締役 大島秀紀

かゆいところに

先日、凝り固まった頭を柔軟にするためと思い、サンダーバードに乗って大阪まで。とあるセミナーに参加してきました。なんといいますか、ハンマーで頭ぶっ叩かれたという感じ。頭を柔軟にというかコブがでているような…。仕事をしていくには基本中の基本がそこにはあったような気がしています。最近、「そもそも」という言葉をいろんなことで意識していますが、まさに「そもそも」なのです。ということで、会社設立当初の「初志(そもそも)」ってやつを、もう一度、思い出してお客様と接していかなければと考えるところです。さて、お客様や社内で話をしていると、現在弊社で取り組んでいないことも話題になったりする、その中には何気に困っているんだな(自社も含めて)ということが垣間見える。そもそも「仕事って」と考えたとき、その「困った」を見つけて解消してあげるとこが、お客様に喜んでもらえる一番の仕事ではないだろうか。つまりかゆいところに手が届く『孫の手』のような存在であるべきだと思う。弊社がメインとしている広告や企画ということについても、クライアントが「自社のことを知ってもらいたい」「お客さんに来てほしい」「イメージをUPしたい」という困ったを解消してあげるサービスでもある。お客様とのコミュニケ―ションをもっとたくさんとって、たくさんの「困った情報」を集めましょう。たぶんビジネスチャンスはたくさんあるはず。。富山には、かゆみ止めで有名な「ムヒ」をつくっている企業がありますが、まさにかゆいところに手が届くサービスでがっちり!といったところでしょうか。

子供の頃、ばあちゃんの背中を掻いてお小遣いをもらってたなぁ~。

専務取締役 大島秀紀

鳥の目で見る

台風一過。10月に入り秋も深まり始めてきました。ご近所に植栽されているキンモクセイのいい香りも漂い始めました。さて、先日、1年生の息子が所属するミニバスチームの試合がありました。6年生たちにとってはこれまでの集大成。県の大会へつながる大切な試合ということもあって、みんな気合を入れて頑張っていました。上位4チームが県大会への出場権を得るという条件を何とかクリア。出場チーム中3位で県大会へ進出。上位3チームはかなりレベル拮抗していました。当然ですが、観戦者はコート内へは入れず、私はというとギャラリーから応援。これがコート全体を見ることができ、選手たちの動きが手に取るように見える。相手チームの誰がゲームメイクをしているのか、突破力があるのか、得点能力があるのかなどかなり早い段階で戦力を分析することができるのだ。合わせてチームの誰が機能して誰が機能していないか、動いているのか止まっているのかもよくわかる。分析できれば相手チームの誰を徹底マークすれ攻撃力を押さえることががわかり、無駄のない攻めのディフェンスも可能となる。また、攻撃する場合も、誰が今調子がいいのかも見極めることができ、ボールを集中させたり、積極的にシュートさせたりと得点力もUPする。幸いにもギャラリーから選手たちにも声が届く、必死で勝利を目指してプレーする選手たちにアドバイスが届いたかどうかはわからないが、上位チームにも肉薄するいい試合を見せてくれました。でも、ほんのちょっとの工夫で上位2チームには必ず勝てる!

マクロで見てミクロまで詰める、「鳥の目で見る」ということが重要だということがよくわかる体験でした。

専務取締役 大島秀紀

スポーツの夏

今年の夏は、ロンドンオリンピックでのメダルラッシュで盛り上がりました。昨日はメダリストのパレードも行われ、スポーツ選手の地位がこれまで以上に上がったことを感じさせ、また、石原東京都知事の仕掛け人としての面白さを感じることのできるイベントでもありました。東京マラソン、オリンピック招致、尖閣諸島など最初に仕掛けて、メディアを使って発信し、国民の注目を向けさせ、民意を味方につけていく。さすがです。はじめてやることには、常にリスクも伴うが、それを怖がっていてはやはり何もかわっっていかない。今回のメダルラッシュは、その競技初、数十年ぶり、団体での獲得が多かったと各社報道でも分析されていました。1984年のロサンゼルスオリンピック以降のソウルオリンピックからはメダル数が激減、従来の方法が通用しなくなった。その後の強化策が実り、2004年のアテネでは37個と躍進、そしてロンドンで38個と過去最高のメダル数となった。つまり、常に時代の先を見た強化や人材発掘育成を行っていないと回復するまでにかなりの時間を必要とするとうこと。ここにも強化策という先を見据えた仕掛けが必要なのだ。常にレベルの高い人材がいれば、それを目標にその他の選手のレベルも上がると考えれば、当然団体でのメダル獲得も頷ける。やはりその人頼みではなくチームでの切磋琢磨が必要だ。スポーツの世界だけではなく、仕事に置き換えてもやはり同じことがいえますね。今だけではなく長期、中期、短期で目標を定め、それに向かってチームで新しい未来を切り開いて行こう!

チャレンジと失敗、チャレンジと成功が必ず成果となって表れてくるはず。勝利の美酒を味わうために、チャレンジあるのみ。

専務取締役 大島秀紀

高志の国文学館

先日、富山市内で開館した高志の国文学館へ足を運んでみました。常設展示に富山にゆかりのある文人とその作品が紹介されていました。老朽化した旧知事公館を増改築したもので、大規模ではないがちょうどいい感じがした。あまり大きいと見るのがつかれることもあるので…。文学というと格式が高く、身近な感じがしないが、特に印象的だったのは「漫画・まんが」がかなりのスペースを割いてあり、文学として認められたのかと、少年ジャンプ・少年サンデー・少年マガジンと共に育った世代としては、とても嬉しかった。世界に誇るキャラクター「ドラえもん」の生みの親は、藤子F不二雄さん(富山県高岡市出身)。富山県民としては自慢の1つでもあります。富山の風景や姿がドラえもんに反映されていると思うとなんかいいですね、やっぱり嬉しくなります。現在、放送されているアニメにも必ず出てくる公園の土管も、藤子F不二雄さんのどこかの記憶が描き出されてるんでしょうね~。さて、展示さてれいるものもさることながら、建物やその庭の雰囲気も一見の価値ありです。訪れた昨日は雨。その雨のしっとり感が建物や庭をさらに素敵に演出していました。

そろそろ梅雨の後半、ジメジメして苛立つ気持ちに潤いをもらたすのにも、文学やアートに触れるのもいいものですね。

専務取締役 大島秀紀

入梅

6月10日は二十四節節気の「入梅(にゅうばい)」。暦の上での梅雨入り、梅の実が黄色く色づき梅雨入りする頃を示すそうだ。その入梅に合わせるように6月9日(土)に北陸地方も梅雨入りをした。先人の人々は一年の節目をなんとも美しく表現したものだ。二十四節気をみていると、そのほとんどが生活と密着している。特に農業(稲作)との関わりが深く、その節目節目が農家にとってはとても重要な基準であったことが見て取れる。近頃の日本と言えば、TPP問題をはじめとして、すべてが第2次産業である製造業が中心。農業が常になおざりな扱いを受けている感じがする。経済の中心が工業製品の輸出であるからであることもわからないではないが、食糧自給率が50%を切っている先進国は、日本(40%以下)以外ないのも事実。フランス、カナダ、アメリカなどは100%を超える輸出国。他の国々はやはりベースが農業ににあるのだ。昨今のエネルギー問題もさることながら、人のエネルギーである食料を自給できていないのは、さて、いかがなものか。さらに、TPPでは、その自給率低下を加速させる可能性もある。絶対反対もしないが、エネルギーでも海外依存、鉱物資源でも海外依存、食糧でも海外依存、これ以上首根っこを掴まれて身動きができない状況になれば、将来どうなるのかわかりそうなもんだけど…。国民を守るという一番大切な仕事を、時の政治家と経済界のドンの皆様に望みます。

エネルギーのことをはもちろん、国民と正面からの議論をしないまま、いろんなことが既得権益最優先で結論付けされていかないといいのですが…。「雨降って地固まる」ということわざもあります。国内でちゃんと議論とバトルをし尽し、膿を出し切った後の決定であれば、国民も理解し納得するのではないでしょうか?

雨が降り、畑の野菜が元気に育ってくる季節。未来にある実りが豊作であることを願います。

専務取締役 大島秀紀

3度目の被災地

GW前半の連休を利用して3度目の被災地ボランティア。今回も地元富山の支援団体である「NGO東北エイド」に便乗しての活動。今回は私がこれまで2度参加した状況とは異なり、民宿で1泊して被災した地元の方とのコミュニケーション、対話をしたり、チンドンの登場で被災者を明るく楽しませることを意識した内容とスケジュール。民宿での夕食会では、参加させていただいている「NGO東北エイド」が、今回の被災地支援に至った人と人とのつながりや、経緯などの話もありました。営業を再開したラーメン店があり、畑を耕す風景があり、道路事情もかなり改善されたりと見た目はかなり落ち着いた感じはあるが、それらはほんの一部にしか過ぎない。物資、食糧の供給などまだまだ不足しているものはたくさんある様子だ。特に日々の生活用品は不足がち。南三陸町は今だ買い物をできるお店すらなく、仮設住宅に住むお年寄りは移動の足もない状態。復興というにはまたまだほど遠いですね。とにかく、行政の平等は動きを遅くするという現実もある。平等を意識し過ぎるあまり、届くものも届かないということにならないように、柔軟性をもって対応していくべきだと感じます。そういった中で、「NGO東北エイド」のようなフットワークの軽い、機動力のある民間の支援団体は貴重な存在。継続という一番難しいことに取り組み続けることへも敬意を表したい。

つきなみですが、被災地の一日も早い復興を心より祈念いたします。そして、まだまだボランティアの力が必要とされています。少しでも力になれるよう、日々の意識をもっていたいと感じています。

そういえば、今回、曹洞宗の僧侶の方が2名参加され供養のお経を唱えていらっしゃいました。曹洞宗といえば道元禅師。被災地にまた美しい四季がはやく戻ることを願って、道元禅師の詩を捧げます。

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて冷(すず)しかりけり

専務取締役 大島秀紀

 

ワクワク感

木々が芽吹き、緑が色濃くなりはじめました。庭先ではガーデニングをする姿もあり、なんだかワクワクする季節です。この「ワクワク感」というやつは、なにをするにも大切な感覚。これがあると、行動したり、消費したり、とてもポジティブな行動につながる。直感的に楽しいものや、面白いものには興味をそそられるのは誰しも同じではないだろうか。ということで、最近特に意識しながら取り組んでいることは、自らが「それ楽しい!」「それ面白い!」と感じる、いい意味での「遊び」。そう言えば、一昔前、どこかのテレビ局のキャッチコピーに「楽しくなければテレビじゃない」とかいうフレーズがありましたが、あの頃は、確かにテレビも楽しかったような気が…。今は、何かに気を使い、何かに怯え、委縮している表現が多いのかもしれません。多少のご意見は真摯に受け止めるとして「遊び心」を取り入れたハートを揺さぶる表現、接客、提案をしていきたいものです。

今日よりGWという方も多いはず。ワクワクしすぎて、お金の使い過ぎ!(-_-;)には注意しましょう。ご利用は計画的に。

専務取締役 大島秀紀